みなさん、こんにちは。
小規模工務店経営の伴走人、南です!
今日は、ブランディングに関するコラムというよりも視察に行ってきましたので、そのご報告を。
昨年12月に発足した地域工務店による地域工務店のための集い「釿始-CHOUNA HAJIME-」の番外編に参加してきました!実は、この釿始の集まりで私が事務局のお手伝いしています!
今回番外編を開催されたのは、大阪府富田林市にある地域工務店「KEN建築工房」の田中社長です。
※KEN建築工房様は弊社ブランディングのOB工務店さん
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【釿始やKEN建築工房について】
釿始Facebook公開グループ(誰でも自由に参加)で詳しく解説されてます!
釿始についてはこちらをご覧ください(別タブで開きます)
KEN ARCHITECT STUDIO[KEN建築工房]公式サイトも弊社で制作したので是非ご覧ください。
公式サイトはこちら
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まず伺ったのは、KEN建築工房さんが竣工した物件。
ブランディングで田中社長がやりたいことをとにかく突き詰めて考えてきた内容のほとんどを実践できた物件です。外壁はそとん壁、塀は大谷石でかっこいい。泉谷さんの吉野杉の床材や、桧のリブパネリング、造作カップボードや自然素材仕上げ、深い軒に景色を彩る植栽。
ここ最近で、田中社長がさまざまな視察に趣き、身に付けた知識をすぐに採用したりするなどこだわった物件だということがよく伝わります。天井高を場所によって変えること(2,200にしたり)をやってみたり、初めての紙クロス素地仕上げを試してみたり、色々とチャレンジされているようで、良いと気づいたことはとにかく取り入れていくのが早い人だと感心。最近は、断熱をフェノバボード主体とされていて、標準性能を断熱等性能等級6以上に設定されているそうです。ちなみに、構造は弊社がM’s構造設計とコラボ開催している構造計画ルール作成のためのグループコンサルにも参加されているので、バッチリです!
こちらが代表の田中社長
そして、、、
庭づくりを担当されたニワダルマの中塚さん
総勢17名の集まりとなりました。
物件視察後は、富田林市内にあるKEN建築工房さんの事務所に伺い、これまでの取り組みについてなどを発表されました。大工として経験してきた様々なことが今に生きていることがわかりましたし、何より田中社長の行動力に感銘を受けました!
また、事務所では社員さんも挨拶されており、話し下手と言う割にはしっかりとお話をされていて、参加された工務店経営者の皆さんが感心されるほど。田中社長は自分だけが外に学びにいくのではなく、できるだけ社員も一緒に学びに行くようにしていたり、色んなことをやってみせるだけでなく、させてみせることでこれからの組織づくりの土台づくりをされているとのこと!直近では、新建ハウジングにも取り上げられ著名な奈良の楓工務店さんの支援を受けながら社内マニュアル作成や業務フローの構築などにも取り組んでいるそうです。そして、売上もブランディング後は順調に伸びているそうなので、今後は人員拡大に向けての体制づくりが重要になってくるとのことで、またひとさじのこととしてもできる支援をしていきたいと感じました!
そして、注目すべきは新たな事業計画から動き出した集合住宅建築や非住宅建築へのチャレンジ。事業の方針をご一緒して明確化させて、それを周りに発信されることを今は取り組んでいるそうです。実際にその甲斐あってか、集合住宅建築の話もあるそうです。それを事例としてより今後の市況変化に備えた経営体制を構築されていくとのこと。また、完成した際には見学して知識をシェアしていきたいですね。
ということで、今回は釿始の番外編-KEN建築工房様竣工物件視察の参加レポートでした!
釿始に興味ある方は色々と話しますので、またお声がけください!(間も無く参加者100名を超えそう!)